第5章 - 3

「悪党めっ!拙者の爪で成敗いたす!」
ザングースはゲンガーに爪で斬り掛かる。だが…
「無駄無駄ァッ!俺様にそんなもの効きはしないっての!ケケケッ!」
ゲンガーの体を通り抜けてしまう。
「ぶっ倒してやってもいいが、俺様は忙しいんだからな!ちょちょいと眠ってもらうぜ!」
ゲンガーの目が怪しく光る!
「ふにゃ…。」
ザングースは眠ってしまった。
「さて、石板はいただいていくか。ケケッ」
石板はゲンガーに奪われてしまった!


??の??にゲンガーが戻ってくる。
「戻ったぜ!ケケッ」
「来たか…ゲンガー。」
そこには巨大な体で翼と六本の足をもつ白銀色のポケモンが待っていた。
「ほらよ!」
ゲンガーはザングースから奪った石板をそのポケモンに乱暴に渡す。
「ご苦労。」
「こんなものどーすんだよ?」
「お前が知る必要は無い。」
「ケッ、そうかよ!」
ゲンガーは悪態をつく。
「この泉に近づいてくる鼠がいる気にすることもないだろうが始末してこい。」
「帰ってきたばかりなのにまた仕事かよ!」
「早く行け。」
「わーったよ!ケッ」
ゲンガーはポケモンのいる部屋から出ていく。

「これであの憎き“奴”から奪った力の一部は2枚…結界を張ったここに隠れている限り見つからんし、すべての力が揃わなければ“奴”め大したことはできまい…。奴に振り回されるのはもうごめんだ…。また世界を創り直すなど…。」


ミロカロスに乗ってから結構時間が経った。
「まだつかんのか。」
「もう少しですわ。」
向こうに霧に包まれた山のようなものが見えてくる。
「あれが隠れ泉、あの山のような所の上に泉があるんですわ。そこには死を司るポケモンがいるとか。ああ、怖いですわ。」
くだらん噂だ。

―― 傀儡を通じ、ギ?テ?ナの力を感じた…。なる程、こんな所に隠れていたか…ククク… ――

「さ、着きましたわよ。わたくしはかえらせてもらいます。噂とはいえ、怖いですから。」
「そうか。わかった。」
ミロカロスは帰っていった。

「な、何だか不気味な所ね~。」
「そうですね…。」
「ムウマージは、なんかおちつくよ~?」

さて、少し探索してみるとしよう。


岩壁に上になんとか登れそうな足場がある。
「ここから登ってみるか。」
と、足場に足をかけると
「ちょ、ちょ、ちょ、待ってよー。」
後ろからビッパを大きくしたようなポケモンに声をかけられた。
「何だお前は…?」
「ぼ、ボクはビーダルだよー!…生前はな!」
ビーダルの姿が一瞬で骨になって崩れ去り、ゴースになって襲いかかってきた!
「!?」「きゃああ!」「うわあっ!?」「こんにちは~。」
「体、よこせえええええ!」

ふう、またとんでもないことになった。とりあえず身に降り掛かる火の粉は払わねば。
「10万ボルト!」
「ギャー」
所詮雑魚キャラだったか。


洞窟に入ろうとするピカチュウ。しかしあのポケモンが待ち構えていた。
「そこをどけ。」
「ケッケケ、俺は此処の番人ゴーストだ。こっから出て行かないと痛い目にあうぞ。」
「お前はこの前のゴーストだな?痛い目にあいたいか?」
「攻撃しない方がいい!コイツがどーなってもいいのか?!」
「何?!」
ザングースが洞窟の近くの木に縄で囚われていた。
「助けてくれー!ピカチュウ~!」
どうする?でも、こいつの耐久性なら一撃で死ぬな。
「10万ボルト!」
「ぎゃーーっ!!」
所詮、雑魚は雑魚だな。俺の敵までもない。


その頃洞窟の奥では………
「ギラティナ様!!例の鼠共が侵入して来ました!」
「そうか、ならば仕方無いゲンガーよヤツラを始末しろ」
「めんでぇな、わかったよ行けばいいんだろ行けば」

「私も行きましょうヒヒヒゲンガーでは心配ですからヒヒヒ」
「サマヨールか、いいだろうお前もゲンガーと共に行け」
「御意!ヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」


そして洞窟の中へ入ったピカチュウ達。

「何だ?この暗号・・・?」
「・・・無数のアンノーンが描かれてますね。」
「アンノーン?何だそれは?」
「めざめるパワーしか使えないエスパーのポケモンで色々な種類がいるんですよ。ビックリマークの形したアンノーンやハテナマークのアンノーンなど・・・。」
「ま、どーでもいいな。穴が上下左右にあるね。とりあえず左に行くか」

「あれ?また同じような部屋だな。」
「どうしたんでしょう?もう1回行ってみますか。」
「今度は上に行くか。」

「あれ?また同じような部屋だぞ・・?」
「うーん、今度は左へ行ってみよう・・・」

ピカチュウ達は戻りの洞窟の中を彷徨っていた。


「もーわけわからん!」
「しかも知らない間に後ろからアンノーンが沢山ついてきてますよ!」
「ギャーーー!」
「もう、こうなったらテキト-に進んでやる!」

そしてしばらくすると明らかに今までの洞窟とは違う雰囲気の空間にたどり着いた。
「ここは…?」
「ん、なに?このデコボコ…」

GILATINA という形をした鍵穴がある。
「そうだ、ここにアンノーンをはめ込めばいいんじゃない?」


「そうと判れば、10万ボルト!!」
俺はアンノーンに10万ボルトを喰らわせて気絶させた。さてこいつらをあの穴に入れれば、、

「ちょっと待てよ!!ここから先へは行かせないぜ!」
聞いた事のある声に振り向いた。するとハクタイにいたゲンガーとミイラのようなポケモンがいた。


「ここはムウマージがやる~」
「拙者も助太刀します。そこのゲンガーには借りがありますしね。」
そういってムウマージとザングースが前に出た。
スピード的にもこちらが有利だ、なんとかなるそう思っていると……
「喰らえ!呪い!」
ゲンガーは体力を削り、ザングースに呪いをかけた。
「くっ2度もやられる訳にはいかぬ!シャドークロー!」
ザングースがゲンガーに攻撃を仕掛けた時、
「トリックルーム!」
ミイラのようなポケモンがそう叫ぶと空間がねじれたように歪んだ。
「くっ、なんでござる!?思うように動けぬ」
「ヒヒヒ喰らえ鬼火!」
「ぐああぁ、このままでは……」
ザングースがトリックルームで思うように動けない。
さらに鬼火と呪いで体力が奪われている。このままでは……
「瞑想終了~反撃開始なの~」
すっかり忘れていたがムウマージも戦いに出ていたのだった。
どうやらずっと瞑想を積んでいたようだ。

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