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第4章_1

ハクタイの森へ戻ろうとする道中、エイチ湖の入り口まで出た。

「あっ!そうだ!折角だから、キッサキシティの神殿に行ってみませんか?」
「神殿?」
「ええ、何でも岩と氷と鋼の巨人を従えるものがいるとかなんとか・・・。」
「みてみたい~!」
「近いのか?」
「はい、すぐそこです!」
「では行ってみよう。」
折角だ行くことにした。


森を抜けると、すぐに古い石造りの建物が見えてきた。
「これが神殿か…中は深そうだな」
確かに、珍しいポケモンも大勢いるに違いない。
しかし、そこは人間にとっても大事な場所らしく、夜でも番人が立っている。

「…俺達だけならすり抜けられるだろうが…」
「なっ何よ~!私は置いてけぼり?!」
「まあまあ…せっかく来たんですから…」
「ぼわ~ん」
「どうした?何か手でもあるのか?」
「ある~。ムウマやってみる~」
そう言うと、ムウマはふわふわと番人の前へ飛んでいった。

「ん…?」
「あやしいひかり~」
ボワボワっと、ムウマの回りが明るくなる。

「うわ何すくぁwせdrftgyふじこlp;@:」
番人はこんらんした!

よし!このスキに!


「よし!駆け抜けろ!」
番人が混乱している隙に、神殿に入り込む。

無事に全員、神殿内に潜りこめた。
部屋の中央に胸の前で腕を組んだ異形の石像がある。
「これは例の巨人を形どった石像でしょうか?」
「さあな。とりあえず先に進んでみるとしよう。」
“左”奥にある階段で地下に降りる。

―― ア・・・・・・ウ・・・ ダ ・・・ル・・・・・・ス ノ、ヤツノ、 ニクキ テキノ チカラヲ カンジル! シンニュウシャヲ ニガスナ! ――

「おかしいですねー?ポケモンを一匹も見かけませんよ?」
「変だな。」
全員が降りると、出口が凍る!
「何だ!?」

―― テキヲ ニガスナ! ニガスナ! ニガスナ! ニガスナ! ニガスナ! ――

出口が塞がれた。
「ど、どうしよう!?」
「先に進むしかないな。」
気軽に入ったつもりがとんでもないことになった。
この部屋は床、壁、天井がすべて凍り漬けだ。
部屋の中央にまた石像がある。
俺達はその石像に近づいてみた。
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
部屋が揺れる!
「な、なんなの~!?」

―― テキヲ コロセ! コロセ! コロセ! コロセ! コロセ! コロセ! ――

「ピー レジアイス、キドウシマス。」
石像が動きだし、襲ってくる!


「ピー シレイ カクニン シンニュウシャヲ センメツシマス」
まるでロボットだ。こいつもポケモンなのだろうか?
「コマンド レイトウビームヲ ジッコウシマス ミカタハ タイヒシテクダサイ」
石像の、レジアイスの中央に冷気が集まる!
「避けろ!」
「ハッシャ」
ムウマが逃げ遅れる!
「うわ~っ!」
「ちっ!」
ムウマの前に飛び出し、マントで冷凍ビームを受ける!
「ぐううううっ!・・・ムウマ!何をやっている!」
「ご、ごめ~ん!(ムウマ、ピカチュウのあしをひっぱっちゃった・・・。)」
「モクヒョウニ メイチュウ ソンショウ カクニン」
「邪魔だっ!影に隠れていろ!」
「う、うん~。(ムウマがよわいから?ならムウマ、もっとつよくなりたい!みんなのやくにたちたい!)」


俺はレジアイスに電撃を放つ。
「ピビッ テキノ コウゲキガ メイチュウ・・・ サクセンニ シショウナシ」
効果が薄い。
「ならば接近戦だ!ミミロップ!お前は奴の後ろに回り込め!奴を挟んで同時に攻撃する!」
「わかった!」
「コマンド コゴエルカゼヲ ジッコウシマス」
レジアイスが凍える風を吹き出す!それをマントで防ぎつつ、突っ込む。
「いくぞ!」
「うん!」
俺はレジアイスに尻尾を叩きつけ、ミミロップはレジアイスにアッパーをおみまいする!
レジアイスにヒビが入った!
「ガガッ ピー テキノ ザザッウゲキ メイチュウ ビー サクジジジッンニ シショウアリ キノウ テイシ ピーーーッ・・・」
レジアイスは動かなくなった。
「(ミミロップとピカチュウはつよい。でも、ムウマはよわい。くやしい・・・。)」
?さっきから道具袋が揺れる。
中を覗いて見ると、闇の石が何かに共鳴するように震えている一体なんだ?

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
また部屋が揺れる。揺れでレジアイスがバラバラに砕け散り、中から石板の様なものが出てくる。
何だかよくわからないが、とても大切な物のような気がした。持っていくとしよう。
床の氷が溶け、階段が現われた。一階への出口は相変わらず凍っている。次の階に進むしかない。

―― テキヲ トメロ! トメロ! トメロ! トメロ! トメロ! ――

次の階は壁と天井がゴツゴツしている部屋だ。床に岩が幾つか転がっている。
そしてさっきの部屋と同じように中央に石像があるが・・・。


ゴゴゴゴゴゴ…
「テキヲ カクニン レジロック キドウ シマス」
「ちっ、いきなりかよ…」
「よし、じゃあ次もミミロップが…」
「ううん、ムウマが…やる!」
「ムウマ!?お前じゃ無理だ!敵わない!」
「ムウマ、もっとつよくなりたい…もっとみんなのやくにたちたい!」

その時、道具袋の闇の石が光りだした。
それと同時に、ミミロルが進化した時と同じような光がムウマを包む。

キラーン!

ムウマはムウマージになった。
「ムウマが…ムウマージに進化した…」
「すごいです~」
「これでもうよわくない…だからかてる!!マジカルリーフ!」
ムウマージのマジカルリーフはレジロックに効果抜群だ!

「ピー テキノコウゲキ コウカバツグン キノウ テイシ マジョッコ モエーーーーーーーーー!」

レジロックは砕け散った。
すると、今度も石版のようなものが出てきた。
一体これは何なのか。

「これでもう、ムウマよわくな~い」
「…そうだな。お前じゃ無理なんて言ってごめんな」

「とうとうムウマさんまで…みんな進化していくんですね…ボクも進化してみたい…」


レジロックを倒したことで例の地響きが起こり、また階段が現れる。

その下の階の部屋は壁、床、天井が鉄のような金属にコーティングされていた。
やはりその部屋にも中央に石像があり、上の階と同じように動きだし襲い掛かってきたが、進化したムウマ・・・ムウマージの力もあり、レジスチルの不思議な金属に包まれた体に苦戦しながらもなんとか勝利した。
戦いの最中、スボミーは部屋の隅に避難させていた。どこか寂しそうに俺達が戦う様子を見ていたが・・・?

そして例の地響きが起こり石像・・・レジスチルが砕け散り、例の石板と次の階への階段が現れる。

―― ヤツガ、・・・ル・・・ウスガ、ニクキ テキガクル! トリカエシニ ココニクル! ――


今度の部屋は床が氷、壁が岩、天井が金属だ。
そして中央に今までのより大きな石像がある。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
今までのものよりさらに大きく長い地響きが起こる!
「キタナ! ガガッルザザーウス!」
石像が動きだし言葉を放つ。今までの機械の様な奴らとは違い、意思を持ったしゃべり方だ。
「ワレラガ ウバイシ チカラヲ トリカエシニキタカ!」
意味がわからない。
「何の事だ?」
「ムダダ! コノ レジギガスノ メハ アザムケンゾ! ワレラハ アルジジガガガース! キサマノ ヤッタコトヲ ユルシハ シナイ!」
そう叫ぶと石像、レジギガスは襲い掛かってきた!
話の通じる相手では無さそうだ。
やるしか・・・

「ツカマエタゾ! アルピビッウ・・・!コノママ ニギリツブシテヤル!」
「ぐっ!」
あの巨体からは信じられないように速さで迫られ、右手に捕まる!
「クルシイカ? ビー、ジジッルセガガース? ダガ ワレラガ オマエカラ ウケタ クルシミハ コノテイドデハナイゾ!」
「ぐああっ・・・!」
「なんなのよー?こいつー!?ピカチュウを離しなさいっ!」
「はなせ~!」
ミミロップとムウマージが攻撃を加えるがビクともしない。

――苦戦しているようだな?少し体を貸せ、安心しろすぐに返してやる。
薄れゆく意識の中でそんな声を聞いた――


「モウ オワリカ? アルピージジジス!?」
その時、ピカチュウ?の体から凄まじい放電が放たれる!
「グアアッ!!?!?」
レジギガスの右腕が焼け落ち、ピカチュウ?は抜け出す。
「・・・・・・。」
ピカチュウ?の体が電気を纏う!
 ボ ル テ ッ カ ー !!
ドンッ
「!?!!!??」
あれほど頑丈だったレジギガスの体に風穴が開く。
「・・・・・・。」
ピカチュウ?は指をパチンとならした。

――「グギュグバァッ!」――

レジギガスとピカチュウ?以外が凍り付いたように動かなくなる・・・。時が止まってしまったようだ。

「・・・ご苦労。」


「ツイニ ホンショウヲ アラワシタナ!アルセガガース!」
「ククク・・・。」
道具袋からあの三枚の石板が飛び出し、何処からか黄色い石板が飛んでくる。
そしてピカチュウ?の周りをゆっくりとふわふわ回りはじめた。
「まさかこんな所に結界を張り隠れていたとはな。愚鈍な貴様らが我の目を逃れられるわけが無い、どこかでガタガタ震えて隠れているんだろうとは思っていたが。」
「グウウー! アザザセウザザッ!」
レジギガスが殴りかかるが、ピカチュウ?の周りを回る銀色の石板が光り、不思議な金属が現れ壁となる。
バチィッ!
レジギガスは跳ねとばされた。
「無駄だ。」
「オノレエェェェー!!」
レジギガスが捨て身で突撃してくる。
すると今度は灰色と水色の石板が光り、尖った石柱と氷柱が現れ、レジギガスの体と左足を貫く。
「無駄だと言っている。」
「グ・・・ア・・・アア・・・・・・。」
一本ずつ残った手足でレジギガスは必死でピカチュウ?から逃げようと後ずさるが、ピカチュウ?はそれを猫が鼠を追い詰めるようにゆっくりと迫っていく。
「そろそろ我から奪ったものを返して貰おうか。」
黄色の石板が光る!
レジギガスの体全体を包むような大きな雷がレジギガスの体を焼く!

「ガアアアアアアア!!!・・・ゼメデ・・・ザザッ ミヂヅレニ・・・・・・・!ビーーーッ」
レジギガスは大爆発をしようとしている!
「往生際の悪い・・・。」
ドクンッ!
「ちぃっ、こんな時に傀儡が目覚め・・・るか・・・。」

時が動きだす!

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