第1章 - 2

その頃、やられた2羽のヤミカラスはというと…
「ドンカラス様~!」
「なんだ…やけに森が騒がしいな」
「ペカチュウにミミロルとかいう強い奴が、森を暴れまわっています!」
「それで?倒したのか?」
「…いえ…負けました…」
「全く歯が立ちません…」
「バカモーン!今日の昼食は罰としてオレンの実1個だ!」
「そんな~」「今日の仕事が成功すればオボンの実だったのに…」
「ふふ…ペカチュウめ、いい度胸だ…徹底的に潰してやる…」


「そろそろドンカラスにしかけてもいい頃だろう?」
「駄目だよ。いくらあんたが強くてもまだ三人だよ?それにスボミーちゃんはああいう飛んでる奴らが苦手だから、今回は数には入れられないし。」
「お、お役に立てなくてすいません~・・・。」

「ちっ・・・。」
まだ手下が必要だ。


手下、手下と・・・。

「ぼわ~ん。ひま~・・・」
また都合良く手下にできそうな奴が浮いている。
俺は相当運が良いらしい。
「あれはムウマだね~。何考えてるかわかんない奴らだけど、大丈夫?」
「駄目で元々だ。とりあえず話しをつけてくる。」
「頑張ってくださいねぇ。」

「おい、そこのお前!俺の手下になれ。」
「ん~?」
俺は小一時間・・・

「たのしそう~ムウマやる~。そのかわり~・・・」
「・・・何だ?」
「ムウマ、してんのう~」
ま た か !

「・・・好きにしろ。」
「よろしく~。ペカ・・・」
「ピカチュウだあっ!」

俺は本当に運が良いんだろうか・・・?


「さすがにもういいだろう?」
「せっかちだね~。う~ん、そうだね。これだけいれば何とかなるかな。」
「じゃあさっさとやるぞ。奴らはどこにいる?」
「あいつらは森の奥にある古い屋敷の屋根裏を巣にしてるよ。中のゴースト達と手を組んで、人間を脅かしたりやりたい放題なんだから!」
「よし、森の洋館に向う。」
「でもあの細い木が邪魔で進めそうに無いですよ?たしか居合いの要領で木を・・・」

ゴロゴロゴロ ピシャーン

細い木は黒焦げになった!
「面倒臭い、こうしたほうが早いだろう。」
「かっくい~。」


森の洋館の前にたどり着いた。
「ここが森の洋館か・・・。薄気味悪い所だな。」
「何?もしかして怖くなった?」
「ふん、そんなわけないだろう。」
「僕、怖いです~。ぶるぶる」
「ムウマ、なかにいるやつらきら~い。」
「うるさい、黙れ。さっさと入るぞ!」
「は、はぁ~い。ガクガク」
「ぼわ~ん・・・」
扉を蹴り開け、突入する。

「待ってたぜぇ、ネズミ共!ケッケッケッ」
あいつは見たことがある。たしかゲンガーとかいうゴーストポケモンだ。


「よーこそ俺様達の城へ!深夜になってからゆっくりぶっ潰しに行ってやろうかと思ってたが、ヤミカラスからお前らがこの館に向かっていると聞いてな。“おもてなし”をたっぷり用意して待ってたぜ!」
どうやら待ち伏せをされていたようだ。あれだけ派手に進んだんだ、気付かれて当然か。
「お前のもてなしなどうけている暇などない。俺はドンカラスに用がある。」
「ケケッ焦んなよ。早漏野郎は嫌われるぜ?少し俺たちと遊んでけ!ゴースト共!お客さんをたっぷりもてなしてやりなあ!」
「アイアイサー!」

ゴーストは3体、ちょうど奴と手下の数はピッタリだ。
「雑魚共はまかせた。俺はゲンガーを倒す!」


「さあ、遊びましょう、お嬢ちゃん。シャルウィーダ~ンス?」
「ごめんね~。あんたみたいなの、好みじゃないの!」
耳を縮め思い切り伸ばしパンチを繰り出す!・・・が
「ケケケ、残念でした!」
ゴーストの体をすり抜けてしまった!
「オレ達にゃただのパンチなんて効きゃーしないのだ!バーカバーカ!」
「あ、そ・・・。」
ミミロルの拳が炎を纏う!
「じゃあこれならどう?」
ミミロルの炎のパンチ!
「い!?あぢゃぢゃぢゃぢゃーっ!!」

「ケケ・・・こんな弱そうなキャベツ君が相手で良かったぜ!」
「うう・・・怖いですがやるしかないみたいですね・・・。」
「さっさと終わらせてやるう!」
「ひぃ、来るぅ!」
スボミーの神通力!
「ウッ、ギャッ、ピッ!」
ゴーストは倒れた。
「あ、あれ・・・?僕をいつもいじめてたヤミカラス達にはこんなの全然効かなかったのに・・・?」


「何だ何だ?てめーもゴーストのくせにこんな奴らに協力しやがって!この裏切りもんが!」
「ムウマ、きみたちきらいなんだも~ん・・・。」
「裏切りもんにはお仕置きが必要だな!」
ゴーストのナイトへ・・・ムウマのふいうち!
「えっ!う゛っ」

「な、なんだってんだよー!?ネズミのオマケ共も十分強いじゃねえかよ!?」
「よそ見をしてる暇があるのか?」
「ウゲゲッ!」


「くらえっ!10万ボルト!」
「ウゲーーーー!くぁwせdrftgyふじこlp;@:」
「くそ、覚えてろっ!」
ゲンガーは逃げ出した!
「へっ、弱いくせに無茶するからだよ」

「…よくもかわいい手下をやってくれたな…」
「こ、この声は!?」


ハクタイの森上空、ゲンガーがゴースト達を引きつれて飛んでいる。
「う~…ひでえ目にあったぜ。まだ体が痺れやがる。」
「オヤビン良かったんですか?逃げ出して。」
「ケッ、もう十分宿を借りた借りは返してやっただろ!カラス共がどうなろうと知ったこっちゃねえぜ!」
「でも悔しいっすよ。このままゴース族がなめられたままなんて。」
「あのネズミ共があの調子ならまた会う事になんだろ。この屈辱はその時じっくりはらしてやりゃあいい。ケケッ、そんときゃ本気でお相手してやるぜ!」
「あ~あ、あの館気に入ってたのにな・・・。」
「つべこべ言うんじゃねえ!泊まる所も無くなっちまったし、さっさとギラティナん所へ帰るぞ!(はあ~・・・せっかく離れられたのにま~たあいつにこき使われる生活に逆戻りかよ~。)」
「所でオヤビン、何か忘れてる気がしませんか?」
「あん?思い出せねえなら大した事じゃねえだろ。そのまま忘れとけ!」

その頃、洋館の一室
「ぷぷ・・・テレビの中からネズミ共を奇襲してやれなんてオヤビンも面白い事考えるよな。楽しみだなー。」
このままロトムはピカチュウ達に見つけられることも無くテレビの中に隠れ続けることになる。

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